パソコンひとつで始められる副業として人気があるライター。ただ、始め方を間違えると挫折しやすい仕事でもあります。今回は、副業ライターの始め方からメリット・デメリット、「甘くない」といわれる現実まで整理しました。
副業でフリーランスライターになるには
副業ライターの入り口として代表的なのが、クラウドソーシングサービスです。案件の応募から納品、報酬の受け取りまで一括で管理できます。
ほかにも、SNSでの発信をきっかけに直接依頼を受けるケースも。まずは自分に合った案件獲得ルートを見つけることが、副業ライターとしての第一歩です。
副業ライターの始め方4ステップ
副業でライターを始めるには準備が欠かせません。得意なジャンルの選定をはじめ、やるべきことは多数あります。
1. 得意なジャンルを決める
ライターとひとことでいっても、扱うジャンルはさまざまです。金融や美容、IT、旅行など、自分の知識や経験を活かせる分野を選ぶと、案件も獲得しやすくなります。
逆に得意なジャンルがまだない場合、興味のある分野から情報収集を始めるのもひとつ。専門性を身につければ、単価アップにもつながりやすくなります。
2. ポートフォリオを用意する
未経験の段階では、実績を示すポートフォリオが重要な武器になります。ブログやnoteなどで数記事書いておくだけでも、発注者への印象は大きく変わります。
ジャンルを絞ったサンプル記事を用意しておくと、応募したい案件にも対応しやすくなる可能性も。ポートフォリオは、いわば自分の名刺代わりです。
3. クラウドソーシングに登録する
準備が整ったら、クラウドソーシングサービスに登録しましょう。
プロフィール欄には、得意なジャンルやポートフォリオへのリンクを記載しておくのがおすすめ。プロフィールの充実度は、案件獲得の成否を左右する要素のひとつです。登録後は、まず低単価でも受注しやすい案件から応募してみましょう。
4. 小さな案件から実績を積む
いきなり高単価な案件に挑戦するより、小さな案件からコツコツ実績を積むほうが着実です。納品を重ねるごとに、発注者からの評価やレビューがたまっていきます。この積み重ねが、次の案件獲得や単価アップの材料になります。
焦らず地道に取り組む姿勢が、長く続けるコツです。
副業でライターをする3つのメリット
副業としてライターを始める魅力は、いくつかあります。
1. スキマ時間で収入を得られる
ライターの仕事は、パソコンとネット環境さえあれば、場所や時間を選ばずに取り組めます。通勤時間や休日など、スキマ時間を使って収入を得やすい点が魅力。本業の合間に少しずつ進められるため、無理なく始めやすい副業といえます。
2. 文章力や取材力が本業にも活きる
ライティングで培った文章力や情報整理力は、本業の資料作成やメール対応にも役立ちます。取材を経験すれば、コミュニケーション力の向上にもつながります。副業で得たスキルが本業に還元される点は、ほかの副業にはない魅力です。
3. 将来的な独立の選択肢が広がる
副業として経験を積んでおけば、将来フリーランスとして独立する際の土台になります。実績やクライアントとのつながりを事前に築いておけるため、独立直後の収入減少リスクを抑えやすくなる点も魅力。
副業のうちから本気で取り組む姿勢が、将来の選択肢を広げる近道です。
副業でライターをする3つのデメリット
メリットがある一方、副業ライターには注意すべき点もあります。
1. 本業との両立で時間が削られる
ライティングの仕事は、想像以上に時間がかかります。本業を終えた後や休日に作業する形になるため、プライベートの時間が削られがちです。
睡眠時間を削って対応すると、本業のパフォーマンスに影響するおそれも…。無理のないスケジュール管理が求められます。
2. 確定申告など事務作業が発生する
副業とはいえ、一定額以上の所得を得ると確定申告が必要になります。収支の記録や書類の準備など、執筆以外の事務作業も発生します。
会計ソフトを活用すれば負担は軽減できますが、慣れるまでは手間になるかもしれません
3. 単価が低い案件も多い
副業ライターが応募しやすい案件は、初心者向けの低単価なものが中心です。時間をかけたわりに収入が伸びず、モチベーションが下がってしまうケースもあります。
単価を上げるには、実績づくりと並行してジャンルを絞り込む工夫が求められます
「ライターは甘くない」といわれる理由
華やかなイメージを持たれがちなライター業ですが、実際は厳しい側面も少なくありません。
納期は厳守しなければならない
ライターの仕事には、必ず納期が設定されています。体調不良や本業の急な予定変更を理由にした遅延は、基本的に許されません。
バックレはもってのほかで、納期を守れなくても発注者からの信頼を失い、次の依頼を断られるパターンも…。副業とはいえ、プロとしての自己管理が求められる仕事です。
収入は成功報酬制で単価も低め
会社員のような月給の保証はなく、案件を受注できなければ収入はゼロ!しかも、応募しやすい案件は低単価なものが乱立しているのが実情です。
安定した収入を得るには、複数の案件を並行して抱えるか、単価の高い分野へステップアップする工夫が欠かせません。
実績を積むための学習が欠かせない
資格や知識を持っているだけでは、なかなか仕事につながりません。発注者が重視するのは、実際の執筆実績や過去の成果物です。
実績を積むには、SEOの知識や文章構成力など、継続的な学習も必要になります。「書ければ稼げる」など甘言に惑わされないように注意!そんなに甘い仕事なら、もうとっくに仕組み化されて職業そのものが消えている、と考えていいレベルです。
AIの台頭で仕事が減っている
近年は、AIによる文章生成の精度向上も、ライター業界に影響を与えています。
SEO記事の案件は減少傾向にあり、従来のスタイルだけに頼るのはリスクをともないます。AIとの付き合い方や今後の対策については、別記事で詳しく解説しています。

副業ライターは準備と現実の理解から
副業でフリーランスライターを始めるには、ジャンル選びからポートフォリオの準備まで、段階を踏んだ取り組みが大切です。
一方、スキマ時間で収入を得られる魅力があるものの、両立の難しさや低単価案件など、甘くない現実も存在します。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、無理のないペースで挑戦してみましょう。


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