フリーランスと会社員の違いとは?お金・働き方を比較

フリーランスの知識
引用:Pixabay

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働き方を考えるとき、多くの人が悩むのがフリーランスと会社員の選択です。両者には、収入の仕組みから税金、働き方の自由度まで、さまざまな違いがあります。フリーランスとして独立する場合は、必ず違いを把握しておきましょう。

【雇用形態や健康保険】フリーランスと会社員の大まかな違い

フリーランスと会社員の大まかな違いです。

項目会社員フリーランス
契約形態雇用契約業務委託契約
収入の安定性安定(固定給)変動しやすい
手取り給与から天引き売上から経費・税金を差し引く
年金厚生年金(会社と折半)国民年金(全額自己負担)
健康保険会社の健康保険(会社と折半)国民健康保険(全額自己負担)
働き方の自由度時間・場所に拘束されやすい自己管理で調整しやすい

契約形態や収入、年金や健康保険まで、さまざまな違いがあります。フリーランスとして独立する場合、違いを押さえておかないと想定外のトラブルに見舞われるかもしれません。

フリーランスと会社員の5つの違い

フリーランスと会社員は立場が違うので、収入面はもちろん社会的な位置付けも大きく変わります。

1. 契約形態と法律上の守られ方の違い

会社員は、企業と雇用契約を結んで働きます。労働基準法によって、労働時間や最低賃金などが手厚く守られる立場です。

一方、フリーランスは企業と業務委託契約を結びます。労働基準法の対象外となるため、労働時間の制限や有給休暇といった保護は基本的にありません。

ただし、2024年施行のフリーランス法により、契約条件の明示や報酬支払期日の設定など、一定の保護は整備されつつあります。

2. 収入の仕組みと手取り額の違い

会社員の収入は、毎月決まった給与として支払われます。社会保険料や税金は、会社が計算して天引きする仕組みです。

フリーランスの収入は、案件ごとの報酬(売上)がベースになります。そこから経費や税金、健康保険料を自分で差し引き、手取り額の計算も自分で行わないといけません。

3. 税金・社会保障の違い

会社員は厚生年金・健康保険に加入し、保険料は会社と折半します。将来受け取れる年金額も、国民年金より手厚いのが魅力です。

フリーランスは国民年金・国民健康保険が基本で、保険料は全額自己負担。老後に備えるなら、小規模企業共済やiDeCoなどの活用も検討しましょう。

4. 働き方・自由度の違い

会社員は、勤務時間や勤務地が会社の規則で決まっているケースがほとんど。チームで動く仕事も多く、単独での裁量は限られます。

フリーランスは、案件の受注状況に応じて、働く時間や場所を自分で調整できます。自由度が高い分、スケジュール管理も自己責任です。

5. 社会的信用とローン審査の違い

会社員は、安定した給与収入があるとみなされ、住宅ローンやクレジットカードの審査を通過しやすい傾向があります。

フリーランスは、収入が不安定と判断されやすく、審査でハードルを感じる場面も。確定申告の実績を数年分積み重ねることで、審査に通りやすくなるケースもあります。

フリーランスと会社員の年収が違う理由

同じ年収でも、会社員とフリーランスでは手取り額に差が出ます。会社員は、給与から社会保険料や税金として天引きされ、残りが手取りになります。

一方、フリーランスの手取りは、売上から経費と税金・社会保険料を差し引いた金額です。経費の使い方や控除の活用次第で、手取り額は大きく変わります。

ただし、年収だけを単純比較しても、実際の手取りは条件によるので注意しましょう。

会社員とフリーランスのメリット・デメリット

働き方ごとの特徴を、メリット・デメリットの両面から整理します。

会社員は安定重視、自由度は低め

会社員のメリットは、収入や社会保障の安定性です。毎月決まった給与が入り、厚生年金や健康保険も会社と折半で受けられます。

一方、勤務時間や場所が固定されやすく、働き方の自由度は低めです。人間関係や組織のルールに縛られる場面も少なくありません。

フリーランスは自由と高い還元率、収入は不確定

フリーランスのメリットは、働き方を自分で決められる自由度の高さです。成果が報酬に直結しやすく、努力が還元されやすい面もあります。

一方、収入は不確定で、社会保険料などの負担も全額自己負担が基本。仕事の獲得から事務作業まで、すべて自己責任で進めないといけません。

フリーランスや会社員に向いている人の特徴

働き方の向き不向きは、性格や生活スタイルによって変わります。

フリーランスが向いている人の特徴

フリーランスに向いているのは、自己管理ができる人です。始業や締め切りを決めてくれる上司がいないため、スケジュールを自分で組み立てる力が不可欠。このほか、収入や営業活動などの有無によって向き不向きが分かれます。

フリーランスに向いている人については、以下の記事で解説しています。

フリーランスに向き不向きはある?適性チェックリストも紹介
フリーランスという働き方に憧れる人は多いですが、誰にでも向いているわけではありません。会社員時代の働き方をそのまま持ち込むと、うまくいかないケースも…。フリーランスは人によって向き不向きが分かれる働き方です。フリーランスに向いている人の特徴…

会社員が向いている人の特徴

会社員に向いているのは、安定した収入や保障を重視する人です。毎月決まった給与が入り、社会保険も会社と折半で受けられる安心感があります。

チームで働くことに心地よさを感じる人にも、会社員は合っています。1人で意思決定するより、周囲と協力しながら進める働き方を好むなら会社員向きです。

また、オンとオフをはっきり分けたい人も会社員がおすすめ。勤務時間が区切られているため、仕事とプライベートをコントロールできます。

会社員からフリーランスになる際のリスクを抑えるコツ

独立を検討する際は、事前の準備でリスクを抑えられます。

1. クレジットカードやローンは会社員のうちに契約

フリーランスになると、社会的信用の面で審査が厳しくなる傾向があります。クレジットカードの発行や住宅ローンの契約を考えているなら、会社員のうちに済ませておくと安心です。

2. 副業から始めて実績と人脈を作る

いきなり独立するより、副業として実績を積んでおくほうがリスクを抑えられます。案件獲得のルートや、取引先とのつながりを事前に作っておけば、独立直後の収入減少も緩和しやすいです。

3. 退職後の健康保険・年金手続きを把握しておく

退職後は、国民健康保険と国民年金への切り替え手続きが必要です。手続きを忘れると、保険証が使えない期間が生じるおそれもあります。退職前に、必要な書類や手続きの流れを確認しておきましょう。

違いを理解して自分に合った働き方を選ぼう

フリーランスと会社員は、契約形態から収入の仕組み、社会保障まで多くの点で異なります。どちらが優れているというものではなく、それぞれに向き不向きがあります。

違いを正しく理解したうえで、自分に合った働き方を選びましょう。

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